Bethelgeuse’s blog

最近のneuroscience系科学論文を簡単なコメントつきでアップ

パーキンソン病治療薬レボドパ (L-DOPA) によるジスキネジアのメカニズム

Journal of Neuroscienceより。パーキンソン病は手の振戦などの不随意運動が現れる神経変性疾患で、薬物治療にレボドパ (L-DOPA) が用いられます。しかしながら、長期間レボドパを服用すると、皮肉なことに副作用として不随意運動が、5年以内に約半数の患者に現れます。そのメカニズムとして、線条体でのDNAのメチル化の変化が起こり、その結果長期的な遺伝子発現の変化が起こることが示されました。

Dynamic DNA Methylation Regulates Levodopa-Induced Dyskinesia

http://www.jneurosci.org/content/36/24/6514