読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Bethelgeuse’s blog

最近のneuroscience系科学論文を簡単なコメントつきでアップ

抗うつ薬SSRI服用初期に不安が惹起されるメカニズム

Natureより。抗うつ薬選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI) は、脳内のセロトニン量を増加させることで抗うつ作用を発揮します。しかしながら、服用し始めの初期の副作用として、不安を惹起することが知られていました。脳内のセロトニンが増えることでなぜ不安が惹起されるのか、それに関わる神経回路として、縫線核 (セロトニンの起始核) から、恐怖や不安に関与する領域分界条床核 (BNST) への投射が関与していることが報告されました。SSRIによってセロトニン量が増加すると、縫線核のセロトニンニューロンが活性化し、BNSTのCRF (cortictropin releasing factor) を発現しているニューロンに入力が入り、その結果、不安様行動を惹起していることがマウスで示されました。また、SSRIによる不安用行動は、CRF受容体CRF1R拮抗薬によって消失することも示されています。

Serotonin engages an anxiety and fear-promoting circuit in the extended amygdala

 

http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature19318.html